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またりえちゃんから歌詞がおくられてくる
時は遡り2017年12月16日のことである。

近所の昔ながらの洋食屋ターボー80について、わたしはここに記した。

そこにはおじさん3人が働いていて(料理をつくるコック服を着たおじさん【←わたしの少なめ!という量感をある時から伝えなくてもわかってくれているとても和かでナイスなコックさん】、洗いもの担当コックさんのお手伝いをする半袖ポロシャツとエプロンがよく似合っているおじさん、フロアで完成したお料理を運ぶおじさん?おにいさん?《オムライスいっちょー、アイスコーヒーはいりまーす、と厨房に伝える声が店中によく聞こえる》の3人組)

果たしてこの3人組のうちの一体誰がターボーなんだろう?とゆう疑問を彼此数年間抱いていて、それをいつか聞きたい!ってことについて記録していたのだ。


あれからもうすぐ一年が経つ。

2018年11月14日 水曜日 天気は晴れ。
なんと今日という日にその謎がいよいよ解明されました。



日も暮れ、あたりが薄暗くなってきた頃。そういえばお腹へった、ごはん食べたいとおもったわたしは、あ、ターボーまだやっているかな?と、帰り道がてら覗いてみようとテクテク歩いていったところ、遠目ながらにお昼間は日差しがキラキラと差し込むおっきな窓ごしに(いくつも窓が並ぶその外観はこれぞ洋食屋さんてゆう気持ちにさせてくれる)洗い物担当コックさんお手伝いのおじさんが席についてくつろいでいる姿がみえた。だってエプロンはずしていたから。
それで、その窓の前まで行きわたしは立ち止まり中を覗きこんだ。3人のおじさん達が、「あ、どうも!」っていう表情でわたしをみた。わたしは、謎のジェスチャーで「入れますか?食べれますか?」と、自分の感情を表現したがうまく伝わらなかったようでフロアのおじさん?おにいさん?が「おや?そこにあるのか、、」と初めて存在を知った勝手口から出てきてくれた。なので「まだごはん食べれますか?」と、なんでかわからないがまた謎のジェスチャーつきで聞いてみた。そうしたらギリギリオッケーとゆうことだったのでごはんを食べさせていただくことにした。すみませんすみませんと言いながら。でも相変わらず3人はぜーんぜん大丈夫ですよーとあたたかく迎えてくれた。
わたしはこのお店ではオムライスかナポリタンしか注文をしたことがなくて、八割の確率でオムライスを頼む。このオムライスの量がいつも完璧なのである。そしてオムライスの中の具が愉快。まずチキンライスなのか?とおもいきやチキンと共にソーセージも共存している。摩訶不思議である。で、にんじん、玉ねぎ、、まではいいだろう。あるときごはんの中から急にジャガイモがゴロッと出てくる。摩訶不思議である。まるでお母さんが冷蔵庫の中にある中途半端に残ってるやつ全部いれちゃおー、賞味期限すぎちゃうやつ全部いれちゃおー、的なやつのよう。でもね、なんか、あの具。いいんですよ。なんか、すごく。下味もちゃんとついて。ちなみにナポリタンの具もそのラインナップだ。笑笑。ソースはお手製。濃厚です。あれ、それでなんだっけ。ああ、、おもいだした。いま、すっかり頭と舌がオムライスをおもいだして何を書こうとしていたのか忘れてしまったわ。


で、わたし、サーブされたオムライスを夢中で食べていたら途中で急に「あっ!」て、おもわず声をだしちゃったの。


お客さんが誰も居ない。



ここには、あのおじさん3人組とわたししか居ない。


なんとゆう空間?!なんと初体験?!ということに気付いてしまい(ターボーはいつも沢山の腹ペコ人達で賑わっているのだ)今こそあの永らく聞きたくても聞けなかった心のワダカマリを打ち明けるべきなのではなかろうか??とおもいはじめたら急に緊張しはじめて胸がしめつけられた。うそ、ほんとはそんなにしめつけられてないけど。でも、もし今日胸とか喉のあたりとかがギュッてなっていたとしたら単純にすごいタイトな服を着ていたからだったのかもしれない。

そう、それで、いつもは、ガー、ワー、キャーな、たかやまが恐る恐る声を発した。



たかやま「あ、あのー、、、、」



わたしは銀色のスプーンを白いお皿の上においた。(ちなみにうちの父はスプーンのことをスコップと言う。さらについでに言えばフォークのことも、だ。話が逸れた。スプーン、って口にするたびに父の顔がちらついてほんとに困る)


「はい??」
と、また3人組の目がこちらに向けられた。



たかやま「ひとつ聞きたいことがあるんです。ずっとおもっていたことがあって。」



「なんですか?」



もう3人のうちの誰が答えてくれたのかはおぼえていない。でも3人とも「なんですか?なによなによ?」ってゆう顔をしていたのは間違いない。


たかやま「あのー、えーっと、ターボーって、みなさんの中のどなたかのお名前なのでしょうか?」

(言った!言ったわよ!わたし!←心の声)


そうしたら、なんだか3人組はみんなして、「ああ!」とゆうか、「あはは!」とゆうか、なんだか今にも咲きそうだけどずっと咲かなかった蕾がふわふわと花開くように一瞬にして場がほころんだように感じた。


そしたら厨房に入っていたコックさんとお皿洗いとかコックさんのお手伝いをしているおじさんがいっきにお喋りをはじめた。


わたし的にはこの数年間、おそらくターボーはあのコックさんかフロアにいるおじさん?おにいさん?じゃないか?と予測していた。
この話は永らくカメラマンの大辻くんとしていて、めったにあわないのだが、たまにあえばもうずっとこの【ターボーは誰だ問題】について悩んできた。そして大辻くんはあのフロアのおじさん?おにいさん?じゃないか、と仕切りに言っていた。


そうしたら
「ターボーはねー、あだ名なんですよ」厨房の中のお皿洗い担当コックさんのお手伝いをするおじさんが口を開いた。それはおぼえてる。




たかやま「??ん??えっ?」


で、3人組はまたみんなでワチャワチャ話をしだす。そうしてお皿洗い担当コックさんのお手伝いをするおじさんが続けた。
「名前に、『たか』って入っているから『ターボー』って言われていたんですよ。親孝行の『孝』の字で『たか』」


たかやま「?はい。。???」

-少し沈黙-

たかやま「ん?え?誰の?ん?」





なんかまた3人組がワチャワチャ話してくれる。



たかやま「ん?とゆうことは?」


「わたしです」





そう答えたのは、、、、、










なんと厨房の中のお皿洗い担当コックさんのお手伝いをするおじさんだった。




たかやまはことばがでなかった。
鳩が豆鉄砲をくらったような顔とはこうゆうことだ!みたいな顔をしていたとおもう。この世の書物に書かれているすべての【鳩が豆鉄砲をくらう】の横には注釈をつけてそのときのわたしの顔写真を添えたら分かり易くなるのではないか?というくらい、、そんな顔だったはずだ。

そして厨房の中のお皿洗い担当コックさんのお手伝いをするおじさんは更に話続けた。



「それでですね、ターボー80の80は母親なの。母親が80歳の時にこの店をはじめて、名前をつけるときに『わたしも入れて!』って言ってきて、だから80を入れたの」


たかやま「えーーーーっ!!!!』



あのね、我も喋る我も喋るみたいな発言が混ざり誰がなにゆってんのかわからなくなるのよ。笑。 それで、更に3人の関係性について皆、我も我もと話してくれた。


全ての謎が解けた。

わたしの心のワダカマリ。






予想は完全に的を外れた。

なにかすごくうれしかった。




3人組からあれもこれも教えていただいたこと。 全部書きたいけどなんとなく話はここまでにしておこうとおもう。あんまり人のことベラベラ喋るのもあれですし、、もし気になる方がいらっしゃいましたら是非此方のお店に足を運んみてください。



完食して「ご馳走様!!」と店をでて、窓越しでまた3人組と顔を合わせて頭をなんども下げ、3人組もなんどもペコリペコリとしてくださって、さよならをして、少し歩いてから慌てガラケーを取り出し、めったにあわない、めったに連絡しない売れっ子カメラマン大辻に電話をした。売れっ子は出ないかなーとおもいながらトゥルルルコールが終わるのを待った。そしたらトゥルルルコールが途切れた。大辻くんがでた。大爆笑していた。わたしの電話の笑い声は渋谷区の閑静な住宅街に響き渡っていたとおもう。まーた、あの頓珍漢な服着てる女か、と、おもうひと、、、は、たぶんいない。。。とおもいたい。


なぜなら、この街の人たちはほんとにみんなあったかいのだ。 ターボーの3人組がニッコニコしながらさいご、この街のこと、人のことをだいすきだ、と話してくれたからだ。


| - | 06:25 | - | trackbacks(0) | pookmark |
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